ダイニングテーブルのメンテナンス方法

vanilla郡山店のクロサワです。

最近になって暖かい陽気に包まれている郡山。温かいとどうしても眠たくなってしまいます…眠気覚ましに体でも動かすか！ということで今回は以前にもご紹介したアカセ木工のダイニングテーブルのメンテナンスをしていきます！

参考記事：アカセ木工のワイルドウッドダイニングテーブル

オイル仕上げのテーブルは長らく使用していくとキズやシミなどが出来ていることがあります。これらをメンテナンスして天板を綺麗に仕上げていきます。今回使用するのはアカセ木工から販売されている純正キットです。
※写真のメンテナンスキットは廃盤になっております。現在は下のラインナップに洗浄剤をプラスした新しいセットとなっております。

結構シミが目立ちます

取扱い説明書、ウエス×2、240番ヤスリ×2、320番ヤスリ×2、オイルK（カルデット）×1、オイルB（ビボス）×1

ではさっそく作業していきます！
まずは紙ヤスリ（240番）を使って表面のキズやシミを消しつつ全体がマットな感じになるように削っていきます。かなり木くずが出るので室内で行う場合は床に新聞紙などを敷いて作業することをお勧めします。

1度目のヤスリ掛け

ヤスリ掛けが完了したら木くずを取り除く作業です。濡れたタオルなどで表面を念入りに拭いていきます。拭き終わったら水分を飛ばすため20分ほど乾燥させます！

紙ヤスリで削った後の木くずを拭きとっています

オイル塗布作業は前半と後半で2回ありますが、まずは1回目。オイルK（カルデット）を天板にムラがないように全体に塗布していきます。このオイルは木材に浸透し固まることで、木材の強度を向上させる役割があります。オイルをウエスに染み込ませる作業はこぼさないように気を付けて下さい！塗布後は3時間ほど乾燥させます。

瓶の口を付属のウエスで覆い…

一瞬ひっくり返しウエスに染み込ませる！

オイルが染み込んでいくのが分かります！

乾燥後はまた紙ヤスリ（320番）で表面を整えていきます。先ほどはかなり削りましたが今回は優しく撫でるようにして、少し粉が出るくらいでヤスリ掛けしていきます。削り粉は乾拭きして除去します。

2度目のヤスリ掛け

ここまでくるとだいぶ天板表面が綺麗になってきているのが分かるかと思います。最後にオイルB（ビボス）を先ほど同様ムラがないよう全体に塗布していきます。このオイルは木部へのオイル浸透と撥水効果、静電気防止の役割があります。完了後は3時間程乾燥させます。

2度目のオイル塗布

皆さんお疲れ様でした！
これでメンテナンスはすべて完了となります。傷やシミなどが消え綺麗な天板に元通りです！ちなみに展示品のテーブルはこんな感じに…

この通り艶々です！

シミの合った部分も綺麗に消えています！

オイル仕上げはメンテナンスしてあげることで永く使っていける、味わいやエイジングが楽しめることが魅力です。僕も初めてメンテナンスをしましたが、やっていて楽しいですし何よりテーブルへの愛着が増しました！ちなみにですが最初から削る事に抵抗がある方は洗浄剤という商品もあるのでそちらで汚れが落ちるかを試し、それでも落ちなければ今回の作業を行ってみて下さい！

今回はアカセ木工のダイニングテーブルのメンテナンスについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか？下記に動画を載せておくのでそちらも合わせてチェックしてみて下さい。最後になりますが今回使用したアカセ木工（マスターウォール）のメンテナンスキットですが、いくつかの注意事項があります。ご使用になる場合は付属の取扱い説明書を必ず読んでから作業を開始してください！当店でもメンテナンスキットのご注文頂けますのでご購入の際は郡山店へお越しください。お待ちしております！