デザイナーズ家具に対する思い。

vanilla郡山店のクロサワです。

この間の休日に音楽を聴いて過ごしてるときにふと思ったことがあります。
それは未来の事です。将来自分が歳を重ね、おじいちゃんになった時の事です。今聞いている音楽もその頃にはその時代の子供たちに「おじいちゃんはいつも古い曲を聴いてるね!」と言われているんだろうかと…ということは自分の親が聞いている昔の曲は何て呼ばれているんだろうと。

じゃあ家具の場合どうなんだろう?素朴な疑問が生まれました。vanillaでは1940年~1960年辺りの家具、いわゆるミッドセンチュリー時代の家具を得意としています。音楽では聴くと何となく昔の曲そうだなと予想は出来るのですが、家具ではあまりそういった感じ方をしたことがありません。例えばイームズ夫妻の家具ですが、全然知識のない状態でパッと見た時に「この家具は昔からありそうなデザインだなぁ」と感じる方ってそうそういないと思うんです。もちろんヴィンテージ品は別にして現行品を見た時です。僕はインテリアにハマったばかりの頃に雑誌でイームズのシェルチェアを見た時には、これが1950年代のデザインなんて思いもしませんでした。世の中にはこんな椅子もあるんだなぁ~くらいです。特に海外のデザインは時代を感じさせないものが多い印象です!その点が長い時代に渡り大人気の理由の1つだと考えています。

イームズ夫妻のイームズシェルチェア
ジョーコロンボのボビーワゴン
イサムノグチのAKARI
ポールヘニングセンのPH5(写真はPH5ミニ)

ここからは僕の憶測になりますが、そういう家具というのはデザイナー自体が流行らせたいという気持ちだけで家具をデザインをしていないと思います。流行だけを狙ったのであればここまで人気が続いていないですし、どこかで廃盤になっていると思います。あくまで僕の個人的考えですよ?

ミッドセンチュリー時代の家具にはデザイナーの信念や哲学を感じるんです。デザイナーの生きていた時代背景、並外れた努力、そのデザイナーが目指すものそれらが合わさって今の家具のデザインがあるんです。
以前こんなブログをネットで読んだことがあります。ポランデスクなどで有名なピエール・ポランの言葉らしいのですが、「現在は企業が売れるものを作っているだけで、過去のコピーにすぎない」この言葉をいつ頃に言っていたのかは分かりませんが、ピエールポランはそう思っていたそうです。世の中に必要とされているものを察し、自分の理想や思いを入れ込みつつ、消費者に媚びすぎない。消費者の好みに支配されすぎない。という事らしいです。

ピエールポランの代表作のポランデスク

だから僕はミッドセンチュリー時代のデザイナーズ家具に魅了されてしまうんです。そのデザイナーごとの付加価値というものが家具には詰まっているから。だから本物を買うんです、デザイナーを尊敬しているから。僕はまだまだですが、こういった価値観が分かる人、本物が分かる人が増えれば本当に良いものっていうのは後世に続いていくのではないかと思います。

偉そうに書いていますが、つまり僕が何が言いたいかというと…
デザイナーズ家具が好きという事です!

The following two tabs change content below.
アバター
趣味嗜好:YouTubeを見ること 最初に買ったインテリア:アングルポイズタイプ75

*一般住宅/商業施設などコーディネートご提案します
*オフィス空間のご提案、ワークチェア法人お見積りお受けします
vanilla koriyama
〒963-8026
福島県郡山市並木2丁目1-23《地図》
TEL:024-973-6091
FAX:024-973-6092
MAIL:shop-vk@nonversus.jp
【OPEN】13:00 ~ 18:00
【CLOSE】毎週 火・水曜
※17時以降は予約制とさせていただきます

■SNS日々更新中!お気軽にフォローください◎
twitter:vanilla koriyama
instagram:vanilla koriyama
Facebook:vanilla koriyama
YouTube:shopvanilla


【vanillaでは新型コロナウィルス感染症に対する取り組みを実施中です】
●従業員は全員、マスク着用での対応をさせていただきます。
●従業員は出勤前に体温を計測し、37.5度以上の体温の場合は出社いたしません。
●定期的に手洗いうがい、手指の消毒を行います。
●入口ドアを開ける等、定期的に店内の換気を行います。
●接客時は適正な距離感(ソーシャルディスタンス)を保ったコミュニケーションを行います。
●お客様が手を触れる可能性のあるところは重点的に清掃を実施します。
●当面の間、営業時間を18時までに短縮いたします。(週末・祝日含む全日)
また、多くの人が集まるイベントは開催いたしません。
今後の状況次第では営業日や営業時間を変更する可能性があります。
●店舗へお越しいただくのが難しい方へはご予約制の「オンライン接客」を開催します。
(前日までのご予約・インスタグラムのアカウントが必要です)