憧れのイームズデザイン。

VANILLA郡山店のニイツマです。

今日は個人的な話です。

ニイツマのインスタでは投稿していましたが、先日DCMを購入しました！！
だからどうしたっていう話なんですが…、しばしお付き合いください。笑

DCMはイームズデザインのプライウッドチェアで、Dining Chair Metal leg(s)の略称です。
同じシリーズではDCW、LCM、LCWなどがあります。
イームズと聞くとDSRなどシェルチェアのイメージが強いですが、実はこちらのプライウッドチェアの方が歴史は古く、DCMに関しては1946年の発売から生産が止まることなく販売されています。

DCMチェリー

最初に言いますが、ニイツマはこのDCMが最高の椅子だと思っています。
大げさな話ではなく、デザインや座り心地、プロダクトになるまでのストーリーなど全部ひっくるめて好きなんですよね～。なので、どのイスがオススメなの？と聞かれたら必ずこのDCMをオススメしています。

いつから好きだったんだろうと思い返すとそれが思い出せなくて、気づいた時からDCMの虜になっていました。
そしていつか買おう。いつか買おう。と心に決めて数年。
昨年の12月にハーマンミラーのキャンペーンがあり購入を決めました。ただ、キャンペーンがなくても買っていたと思います。なんとなくそろそろかなと虫の知らせ的な感覚で無意識に気持ちが高まっていました。笑

買ったのは数ある木種の中でもチェリーです。実は現在チェリーは要確認ですが、もしかすると購入ができない可能性もあります。（そういった意味で虫の知らせに感じました。）最初はウォールナットを買うつもりでしたが、オーナーの田中が所持しているDCMのチェリーを見た時にコロッと心を奪われました。使っていかないとわからない魅力を知ってしまったわけですね。笑
ちなみにお店ではDCMウォールナットを展示中です。

DCMのウォールナットとチェリーの違い

もちろんヴィンテージ品も出回っているので、エイジングしたものが欲しければそちらで買えばいいんです。
ただ、DCMは自分の手で育てていきたいと決めていました。
使っていけば傷がついていきます。その傷を見た時に同じ時間を過ごしてきたんだな～と実感できますよね！

家具は買って終わりではありません。買ってからその家具との生活が始まるわけで、特にイスは自分の体を預けるパートナー的な存在です。個人的に家族と言っても過言ではないと思っています。

DCMはプライウッドの座面と背もたれなので、座っても硬いんでしょ？と思われる方が多いです。

でも座ってみるとそのやわらかさに感動します。
自分の体にフィットする生きた曲線。大げさですが、自然と座る位置に「いざなわれる」感覚。初めて座る方も思わず「おぉ～！」と声を上げる方もいらっしゃるほどです。

ただ、この生きた曲線だけが座り心地の秘密ではありません。
接合部分に使われているマウントと呼ばれるパーツや、ほど良くしなりがあるスチールのフレーム。それら構造のすべてが深く関わりあって、初めてこの座り心地が生まれているんです。

座面はやや幅広で後ろに傾斜もしています。なので、小柄な女性だと足が浮いてしまうかもしれませんが、座面の先端が優しくカーブしているので膝裏など気にはならないと思います。木目がきれいに出た広い背もたれと座面に対して、スッと伸びたスチールの脚。遠目で見る「浮遊感」もお気に入りのポイントです。

好きなアングル

お店ではイームズのプライウッドチェアを語るには外せないアイテム、「レッグスプリント」も非売品ながらも展示をしておりますのでDCMと共に触れていただきたいなと思っています。

ダイニングに1脚は置きたいDCM。もちろんニイツマも将来ダイニング使おうと思っています。今のところダイニングはイスが何脚になるかわかりませんが（笑）、このDCMは間違いなく決まりですね。かと言って、全をDCMで揃えるつもりもありません。正直金額的なところもありますが…（汗）、置きたいイスがありすぎて1種類に絞るなんてできないんです。それにこの価格帯のイスを並べて、お子様に汚されたり傷が…とヒヤヒヤもしたくないですしね。まぁ、それもアジや思い出の1つになっていくと思いますが。笑

また、DCMはグライズキャップが使えます。ニイツマもDCMの購入に合わせて買いました！本来はDSRなどのグライズ用なので、若干キツメですが、キャップは伸縮性があるので取付可能です！