レディメイドカーテンでテキスタイルを楽しむ！

VANILLA郡山店のニイツマです。

本日はデンマークのテキスタイルメーカー、「kvadrat（クヴァドラ）社」の『レディメイドカーテン』をご紹介します。

最近ちょくちょく出てくる「クヴァドラ社」。改めて少しご紹介します。

「kvadrat（クヴァドラ）社」
北欧はデンマーク生まれで、世界有数のデザイン・テキスタイルメーカーとして知られています。分野を問わず、様々なデザイナー・アーティストと共同で企画開発を行い、テキスタイルの可能性の幅を広げてきました。名前を挙げていくときりがありませんが、国内では、「minä perhonen（ミナペルホネン）」の皆川明とのコラボレーション実績もあるなど、積極的にコラボレーションを行っています。

9月の終わりにVANILLA koriyamaで受注会を開催した、「vifa（ヴィーファ）」のスピーカーのサラン部分（スピーカーの表面部分）に使われていたのがこのクヴァドラ社のファブリック。

参考記事：
音の祭り –北欧生まれのスピーカー vifaとふれあう-

VANILLAはインテリアショップなのでインテリアアイテムに目がいきがちで、何となくイスやソファの張地のイメージが強いですが、スピーカーのような小物はもちろん、建築物や自動車のシートなど、クヴァドラのテキスタイルの可能性の追求は終わることはありません。

ようやく本題ですが、そんなクヴァドラ社のカーテン。カーテンと言えばTheテキスタイルで、布の塊です。カーテンはそのテキスタイルの良さを一番感じることができるアイテムと言えます。

カーテンと言っても、普通のカーテンとはちょっと違いがあります。

一般的なカーテンは窓枠の上にすでにレールやカーテンボックスが取り付けられています。
そのレールをもとに幅や丈を採寸、仕上がり幅を計算していきます。仕上がり幅の他にもドレープの具合や、レールの形状など確認することが多く大変です。

そこで今回ご紹介するカーテンの登場です。

『Ready Made Curtain（レディメイドカーテン）』は、RONAN&ERWAN BOUROULLEC（ロナン＆エルワン・ブルレック兄弟）がデザインした「組立式のカーテンキット」です。

カーテンも最低限何が必要か考えてみると、

・レール

・カーテン（布）

・カーテンを吊るすフック

この3つがあればカーテンと言える最低限の機能を持たせることができますよね。レディメイドカーテンはこれらがすべてセットになった新しいシステムと言えます。

言葉で表現すると、

「コードを設置して、好きなテキスタイルを選んでピンに挟んで吊るすだけ。」

と、1行で説明が終わってしまうくらい簡単でシンプルなカーテンシステムです。

実はこのレディメイドカーテンはブルレック兄弟が日本からインスピレーションを受けたそうです。
きっかけとなったのは50年代の日本のとある書物。そこに描かれていたのが日本では馴染みのある「三味線」でした。ブルレック兄弟はこの三味線の調弦のメカニズムを探求しレディメイドカーテンをデザインしました。ギターの表記があったようですが、時代的なことを考えると三味線だったのかな…と思ってます。むしろその方がなんとなく嬉しいですよね！笑

最小限のパーツで、手軽に簡単に取り付けが可能で、今までのカーテンの固定概念を覆す使い方ができるのが魅力的です！

それではご紹介していきます。

まずはレールに相当するのが、「ハンギングメカニズム」。
こちらは取付用のブラケット（四角いパーツ）とコードのセットです。ブラケットが2個入りなので、取り付けたい窓枠の上部両脇に設置して、コードにテンションをかけます。

カラーが4色でナチュラル（ホワイトオーク）、レッド、グレー、ネイビーから選べます。ブラケットとコードは同色になります。

このメカニズム壁付けはもちろんですが天井付けも可能です。ベースとなるネジ金具に差し込んでスライドさせる仕組みになっています。

そしてこちらが「センターサポート」。
こちらはレディメイドカーテンを2m以上、または両開きで使用したい場合に使うオプションアイテムです。両脇からコードに張りを加えてもある程度の長さになると真ん中がたわんでしまいます。それを防いでくれるアイテムですね。カラーはハンギングメカニズムと同色が揃います。

続いて、フックに相当する、「ペグ」。
このペグでファブリックを挟み込んで、コードに引っ掛けます。ただ挟むだけでなく、ペグの内側に凹凸がありしっかりと挟み込みます。

基本的に15cm間隔で取付けてあげると、きれいなドレープに仕上がります。付属で15cmの幅が取れる台紙がありますのでそれを活用すると便利です。

素材はポリプロピレン製でカラーはブラック、ホワイト、レッド、グレーの4色。ハンギングメカニズムと合わせてあげても良いですし、アクセントになるようあえて違うカラーにしてあげるのも楽しみ方の1つです！

そしてメインとなるファブリック、テキスタイルです！

気になるファブリックも種類が豊富。
カラーはもちろん、素材の違いも楽しむことができます。期間中はお持ち帰り用の在庫もご用意していますので、お気軽にお問合せ下さい。サンプルは全種類ご覧いただけますのでお取り寄せも可能です！

ちなみにお店で取り付けているのは、WashiとAceです。どちらも素材が全く異なりますし、光の透け方も違います。

ちなみにこのレディメイドカーテン用のファブリックは、ハサミで裁断してもほつれにくい構造になっています。基本的に自分で好みの長さにカットするので、一般的なオーダーカーテンのような丈の長さの計算は必要ありません！

ただ、自分好みにカットできるのは嬉しいけどどのくらいが基準なのか気になりますよね！

丈の取り方ですが、窓枠にピッタリすぎると外からの光が下に漏れてしまいます。
なので腰窓や出窓の場合、窓枠下15～20cmくらい長さをとるのが一般的です。
ですが、ここで丈の長さを掃き出し窓のつもりで床近くまで伸ばしてあげます。そうするとカーテンの縦のラインが強調され、床から天井までの高さが高くなったように感じることができます。つまりお部屋全体の広さの感じ方にもつながってくるわけです。窓枠下から床までを無駄にカバーするようになりますが、オススメです！お店では比較できるよう2種類の丈の長さで展示してますのでご覧になってみて下さい。

お店で実際に取り付けた時は穴あけの位置決めだけ慎重になりましたが、比較的作業自体は簡単です。お店の場合特殊なケースだったので板を張っていますが、本来はすぐに取付が可能です。

今回ご紹介したレディメイドカーテンをハンギングシステムとカーテン用ファブリックのセットのご購入で、オリジナルの限定クッションをプレゼントさせて頂きます。先日のキャンペーンですね！

詳しくは下記ブログをご覧ください。

参考記事：
■テキスタイルフェアやります！

また、最後の最後でレディメイドカーテンの取付ガイドの動画をご紹介します。
この動画を見ればすぐにレディメイドカーテンの仕組みがわかるはずです！

カーテンも一度揃えてしまうと、買ったままになりがちです。レディメイドカーテンであれば手軽に模様替えも可能ですのでぜひご覧になってみてください◎