vanilla郡山でCARL HANSEN & SØN（カール・ハンセン＆サン）の取扱いがスタートです

vanilla郡山店のニイツマです。

今日は新しく取扱いがスタートしましたCARL HANSEN & SØN（カール・ハンセン＆サン）についてご紹介します。姉妹店のキナルでは以前から取扱いをしておりましたが、ようやくvanilla郡山店でも取扱いができるようになりました。ちなみにキナルでは宇都宮にある実店舗・オンラインショップどちらも取扱いがありますので、ぜひご覧になってみて下さい。

ハイブリッドな取り組み

CARL HANSEN & SØN（カール・ハンセン＆サン）は、今となっては北欧を代表する家具メーカーの一つですが、元はデンマークの小さい家具工房からスタートしました。創業は1908年、つまり100年以上の歴史があります。歴史があり、優れた家具職人と聞くとすべて手作業なイメージもありますが、カールハンセンでは1915年頃から機械を取り入れています。当時としては先駆け的な取り組みだったそうですが、これは優れた家具をより多くの人に届けるために、職人技と最新技術を融合させ、機械も上手く使って価格と品質の両立を目指した、創業者カール・ハンセンの想いの表れと言えます。

豊かさの本質

皆さんデンマークに行かれたことはありますか？ニイツマは残念ながら行ったことがありません。いつか行ってみたいと思いつつコロナがいつ落ち着くやら…。
デンマークは2020年の世界幸福度ランキングがなんと2位だったそうです。日本とそのまま比べることはできない部分は多々あると思いますが、デンマーク人の価値観に「暮らしをより豊かに」という考え方があります。この豊かさもモノで満たされるのではなく、心が満たされているという考え方。ものでも情報でもなんでも手に届いてしまう時代だからこそ、心を満たすことはとても素敵な考え方だと思います。
そして心を満たすためには自身の生活を見直すのが一番。さらにデンマークは天候や物価の高さなども相まって家で過ごす時間が長く、家具・インテリアが幸せな暮らしの重要な要素になっています。ちなみにデンマークはキャンドルの消費量がヨーロッパで一番多いそうです。

「幸せ」の共通語

家具・インテリアが暮らしの重要な要素と言いましたが、一緒に暮らす家族が一番大切です。家族もそれぞれで幸せと感じる瞬間は様々ですが、デンマークでは「HYGGE」という言葉があります。ヒュゲやヒュッゲと呼んだりしますが、日本語で説明が難しい言葉です。ざっくりと言うと「居心地が良く満ち足りて幸せな雰囲気」こんな感じです。ニイツマが教えてもらった使い方では、おうちでHYGGEろう！や、なんてHYGGEな部屋！、あなたに会えるなんてすごくHYGGE！などです。きっとその場の空気間で感覚的に使われる言葉だと思いますが、人それぞれの幸せな時間を表現するのにピッタリな言葉だと感じました。大切な家族とのヒュゲのように、家具もパートナーを選ぶような感覚で探してみてはいかがでしょうか？

始まりの一脚

カール・ハンセン＆サンからはたくさんの椅子が登場しています。100年を超える歴史の中で名だたるデザイナーとの協働が今のカール・ハンセン＆サンをつくってきました。その数ある椅子の中でもCH24という椅子は特別な椅子。生涯500脚以上の椅子をデザインしたといわれる巨匠ハンス J. ウェグナーとカール・ハンセン＆サンの初めての協働で誕生した椅子がこのCH24です。日本ではYチェアの愛称で呼ばれ、ウェグナーは知らずともこのYチェアのデザインは見たことがある！そんな方も多いと思います。1950年にデザインされそれ以降ずっと生産されている世界的ロングセラーです。ロングセラーと聞くとちょっとチープな印象も受けてしまいますが、時代を超えて愛される完成されたデザインですね。2020年のロングライフデザインも受賞しています。

実際に座れます

CH24はお話することが多すぎますので…、今回のブログでは他の椅子を含めて展示品をご紹介します。まずはCH24。Yチェアですね。よく見かけるのはビーチ材のソープフィニッシュですが、今回はウォールナット材のオイル仕上げ、ナチュラルペーパーコードの仕様です。少し先ですが、同じCH24でビーチ材のソープフィニッシュでSH（座面高）が43cmの日本規格仕様も展示予定です。座面の高さは実際に入荷してみないと比較ができませんのでお楽しみにお待ちください。

続いては同じウェグナーデザインのCH23。CH24と同じくペーパーコードの座面ですが、編み方が違いますね。座り心地もかなり違いがあるのでぜひお試しいただきたいです。仕様はオーク材とウォールナット材のコンビネーションでオイル仕上げです。

こちらはPK1。ポール・ケアホルムのデザインで上記の2脚とは違い木ではなく金属とフラッグハリヤードが使われています。フラッグハリヤード、脚は色が選べますが、展示品はステンレス脚にナチュラルのフラッグハリヤードです。フラッグハリヤードはいわゆるロープのような紐状の素材です。見た目以上に身体にフィットしてくれます。嬉しいことにPK1はすでに数脚ご注文いただいています。座ると病みつきになる特徴的な座り心地とデザインですね。

ダイニングテーブルはCH337を展示中です。伸長式のテーブルで外側につけるのではなく、真ん中を開いて伸長板を挟むタイプです。幅60cmの伸長板が最大2枚まで使うことができ、140・200・260cmで使うことができます。仕様はオーク材のホワイトオイル仕上げ。伸長板はMDFのグレーを1枚ご用意しています。

ダイニングは上記アイテム、ここからはラウンジアイテムです。ラウンジチェアはオーレ・ヴァンシャーの名作コロニアルチェアOW149を展示中です。オットマンOW149Fもセットで展示中で、どちらも仕様はオーク材のオイル仕上げにレザー（グループB/THOR301）。コーヒーテーブルは同じコロニアルシリーズのOW449をオーク材のオイル仕上げで展示予定ですが現時点では入荷待ちです。こちらもお楽しみにお待ち下さい。

今日はここまでとしますが、最後に大切なお知らせです。年明け2021年1月1日に価格改定および商品の改廃があります。紹介して早々にこんなお知らせになってしまい申し訳ありません。ただ、今回の価格改定ではお値段が下がる商品があります。定番のCH24のビーチ材などはお買い求めやすくなりますので、商品の改廃含めまずはスタッフまでご相談くださいね。