日本を代表する時計、リキクロック

vanilla郡山店のクロサワです。

インテリアに興味がる方なら一度は聞いたことがあるであろうリキクロックは、日本では超有名な渡辺力（1911-2013）というデザイナーによって生み出された名作時計です。今回郡山店で展示している最中ということで少し掘った話をしつつご紹介していきたいと思います！

日本を代表するデザイナー、渡辺力さんは家具や時計、建物の内装など数多くのプロダクトをデザインした方です。例えば東京の日比谷交差点にあるポール時計などです。またアメリカンミッドセンチュリーを日本へ伝えた人物としても有名です。僕も持っていますが、「ハーマンミラー物語」という本も出版されていました。※現在は絶版となります。まだ全部を読んではいませんが、リアルにミッドセンチュリー時代を生き抜いてきた方の当時の話はとても興味深いものです。

実は渡辺力さんはあのイームズ夫婦に関係がある人物でもあるんです！1978年に自身がデザインしたプロトタイプの時計を親交のあったイームズ夫婦にプレゼントしたという逸話があります。その時計は長らくイームズ邸に飾られていたそうです。言わずともわかるかと思いますが、渡辺力さんは凄い方なんです！

お話が長くなってしまいましたが、これからがリキクロックの本題になります！時計の大事な要素としてパッと見た時に時間が分かりやすいことが1つあります。リキクロックは写真にもあるようにかなりシンプルで見やすいです。長針も文字盤まで伸びているので一瞬で何分を指しているかが分かります。短針もシンプルな四角形状をしていて、長針の倍の幅になります。そのため短針と長針の区別がつきやすく、遠目から見ても時間が確認しやすいです。文字盤も大きく、白地に黒色の数字なのでお子さんも時間を読みやすいと思います。ちなみに写真と同じ太文字タイプと細文字タイプがあり好みな方をお選びいただけます。細文字タイプは文字盤の位置が中心よりに書かれているデザインです。

リキクロックに使われている縁はタンバリンなどでよく見られるプライウッドを採用した木製のものとなっています。人気な理由の1つにタンバリンに似ているデザインがあるのかなと個人的には考えています。白黒の文字盤を邪魔しないナチュラルな木色となっていて、どんなインテリアにも馴染みやすいです！

時計選びで重要な点がもう1つあります。それはステップ式かスイープ式かです。知らない方のために説明しますと、ステップ式は秒針がカチッカチッとなりながら止まって動いてを繰り返すものです。スイープ式は音もなくスムーズに動き続けてるものです。結構ここが大切なんです。例えば寝室に時計をかけたとします。深夜の静かな時間帯に壁からカチッカチッと音が聞こえたら人によっては気になって寝られないかもしれません。

今回リキクロックをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか？vanilla郡山店には現在リキクロックの在庫がありますので気になる方は是非お問合せください。